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Julio 16, 2008

恋女房はお前だけ

連れ添って20年近くになる。

たまに若い娘と遊んでも、
やっぱりお前のもとに帰ってきてしまう。
お前とは、一生添い遂げるだろう。

ホセ・ラミレス三世……
本当に良いギターだ。

普段はレッスンや練習にYAMAHAを持ち歩いている。
これも相当に長い付き合いだがラミレスよりは若い。
ところどころ自分で改造したりしたのでだいぶ手に合っているのだが、
たまにラミレスを弾いてみると音色、音量、弾き易さ、
どれを取ってもラミレスの勝ちだ。

アンプに直接繋ぎたい時にはCF.Martinのエレアコを使うが、
外見こそ生ギターに見えても
電気的に音を増幅させることが前提になっているという点で、
やはりこれはエレキギターだと思う。
もちろん、その用途で使うには良いギターだ。

僕がギター教室に通っていた70年代後期から90年代初めの頃、
別段プロというわけではないが熱心にギターを弾いていた
アマチュアの先輩方は、
ボーナスが出たから、
とか言って100万円クラスのギターを買っている人が何人もいた。
お金持ちが集まる教室だったのか、
それとも今よりもサラリーマンの暮らしが豊かだったのか……。
きっと後者だろう。

値段の違いは音だけではない。
本当に弾き易い。
他の楽器では弾けない曲がラミレスだと弾けてしまうのだ。

「こんな腕前では高級ギターが勿体ないから、もっと上達してから高いギターを買います。」
なんて言う人がいるが、それは話が逆。
100万~300万ぐらいの高級ギターは弾き手の腕前を引き上げてくれるのだ。
これはエレキでも同じだそうで、
2万円の初心者セットのストラトキャスターと
モノホンのFenderストラトキャスターなら、
やっぱりモノホンを弾いている方が上手に聞こえるそうだ。

昨今、サラリーマンの給料はろくに上がらず、
物価ばかりが跳ね上がり、
若者までが消費を控えるこのご時世、
高級ギターの輸入業者や販売店も苦しい状態なのかもしれない。

人生一品豪華主義、
つつましく静かに暮らしながら最高級の楽器を奏でて生きるのも良いですよ。
なにしろギターはガソリンがなくても音が出るのだから……
買ってしまえば、たまに弦を換えるぐらいで、
その他に維持費っていう物がほとんどかからないところが良い。



Porto Norte Classico Concert
出演:福井伸治(ギター) 結城春香(ソプラノ) 2014/10/4(土)15:00~ 横浜市大倉山記念館ホール


投稿者 S-FUKUI : Julio 16, 2008 04:11 AM

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