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Enero 02, 2012
リズム感を良くする方法~ボサノヴァ編
明けましておめでとうございます。
今年は、音楽のこと、ギター上達の秘訣、みたいなことをたまに書いてみようか、
などと思いつきまして……。
まずは第一回目、
【リズム感を良くする方法~ボサノヴァ編】
当教室の生徒さんに
「この練習は、いつも必ずメトロノームを使って下さい」
と言うと、はい分かりました、と帰って行くのですが、
次のレッスンで、
「いやぁ~、メトロノームでやってみたけど合わないんで嫌になってやめちゃいました」
と言うんですなぁ……困ったね。
「あのね、合わないのを合うようにするのが練習なんですよっ!!」
と言っても、
「いや、俺にはリズム感なんて無いっすから」
なんて返されるとイラっとくるけど、そこは冷静にご説明致します。
ボサノバとかサンバとか、ジャズとかフュージョンとかをカッコ良くやろうと思うと、
初めのうちはどうしてもリズムの壁にぶつかります。
リズムがめろめろのボサノヴァほど格好悪いものはないっすよ。
それはあなたのリズム感が悪いから、ではなく、
まだリズム感を鍛えていないからです。
リズム感という言葉の“感”が誤解される原因ではないかと思うのですが、
これは後天的に鍛えるものであって、何もしないで素晴らしいリズム感、
というのはあり得ないのではないか、と私は思います。
では、メトロノームに合わせて弾けない人が合わせられるようになるためにはどうすれば良いか?
1
まず、わりとゆっくりしたテンポでメトロノームを鳴らす
ボサノバならニ分音符=60ぐらい。
2
で、やってみたけど合わないでしょう(^^)
まずは、ギターを弾く前にメトロノームに合わせてリズムを歌ってみましょう。
口三味線ならぬ口ギターで、「ずんちゃんずちゃっちゃ」と。
かならず「ず」のところがメトロノームとぴったり合うように歌うのです。
いい大人がこんなことを、と思っても、ひたすら「ずんちゃんずちゃっちゃ」と
メトロノームに合わせて繰り返し歌ってみます。
3
ほんでもって、こんどはメトロノームに合わせてギターを弾くわけだけど、
この時も、口で「ずんちゃんずちゃっちゃ」を歌います。
恥ずかしいですか?
良いじゃないですか。
音楽なんて所詮は恥ずかしい物なのです。
4
メトロノームに合わせて口で歌いながら弾けるようになれば、
ほら、合うでしょ。
5
でも、ここで止めてはいけません。
もう、今夜はこれを夢に見るぞ、ってぐらい何度も何度も続けて下さい。
ほらほら、だんだん気持良くなってきます。
6
これで俺のリズム感はバッチシだ、と思っても、
残念ながらそれだけでは甘いのです。
今度は“リズムの裏”を取れるように練習します。
今までは「ずんちゃんずちゃっちゃ」の「ず」にメトロノームを合わせていましたが、
こんどは「ずんちゃんずちゃっちゃ」の「ちゃん」と「っ」に合うように、
また口で歌いながら練習してみましょう。
出来ないでしょ(´∀`)
とくに「っ」が難しいでしょ(´∀`)
これも口で歌って、歌いながら弾いて、と辛抱強くやるしかないのですが……
と、文章でお伝え出来るのはここまで。
当教室に習いに来てくれたら指導致しましょう。
なぁ~んだ、ギター教室の宣伝かぁ、と思ったあなた、
はい、その通りです(^^)V
それでは皆様、良いお年を。
Porto Norte Classico Concert
出演:福井伸治(ギター) 結城春香(ソプラノ)
2014/10/4(土)15:00~ 横浜市大倉山記念館ホール
投稿者 S-FUKUI : Enero 2, 2012 05:28 PM